第104回全国高校サッカー選手権大会が幕を閉じ、熊本の雄・大津高校サッカー部は新たなフェーズへと突入しました。ベスト8という輝かしい成績を残した福島京次キャプテンの代から、バトンは次なる世代へと渡されます。
2026年度、悲願の日本一を目指す「ブルー軍団」を牽引するのは一体誰なのか?新チームの始動に伴い、多くのファンや関係者がそのリーダーシップの行方に注目しています。
- 第104回選手権の結果:全国ベスト8(準々決勝進出)
- 2025年度キャプテン:福島京次(MF/No.10)
- 2026年度の注目株:山本翼、松岡凛、渡部友翔ら新3年生
本記事では、大津高校サッカー部の新キャプテン候補と2026年度のチーム展望について、最新の取材情報とデータに基づき深掘りしていきます。進化を止めない大津の現在地を、共にチェックしていきましょう!
大津高校サッカー部キャプテン福島京次が残したもの|2026年度へ続く進化の系譜
2026年1月、惜しまれつつも引退を迎えた3年生たち。その中心にいたのが、2025年度のチームを束ねたキャプテン、福島京次でした。彼のリーダーシップとチームに残した功績は、間違いなく次世代の大きな指針となります。
第104回選手権で見せた「ベスト8」の誇り
福島京次キャプテン率いる大津高校は、第104回全国高校サッカー選手権大会において、持ち前のパスワークと堅守を武器に勝ち上がりました。特に3回戦での富山第一戦(2-1)や、青森山田との激闘(2-0)は、近年の高校サッカー史に残る名勝負としてファンの記憶に刻まれています。
準々決勝では流通経済大柏に1-2で惜敗したものの、プレミアリーグWESTでの経験が生きたハイレベルな戦いを展開しました。この「全国ベスト8」という結果は、新チームが越えるべき明確な基準値として、2026年度の選手たちに大きなモチベーションを与えています。
「進化するブルー軍団」を体現した統率力
平岡和徳総監督が掲げる「進化」というテーマを、ピッチ上で最も体現していたのが福島京次でした。彼は背番号10を背負いながら、攻撃のタクトを振るうだけでなく、守備面でも献身的なハードワークを厭わないスタイルでチームを鼓舞し続けました。
言葉だけでなくプレーで語るその姿勢は、五嶋夏生(2024年度主将)や碇明日麻(2023年度主将)といった歴代の偉大なキャプテンたちと比較しても遜色のないものでした。苦しい時間帯にこそ声を出し、足を止めない彼の姿勢こそが、大津高校の伝統である「諦めないメンタリティ」を後輩たちに継承したのです。
横浜F・マリノス内定の村上慶と共に築いた時代
2025年度のチームを語る上で欠かせないのが、守備の要であり横浜F・マリノスへの入団が内定しているDF村上慶の存在です。キャプテンの福島と、ディフェンスリーダーの村上という「攻守の柱」が確立されていたことが、チームの安定感を生み出しました。
村上慶は2年生の頃からレギュラーとして活躍し、U-17日本代表や高校選抜にも名を連ねる世代屈指のタレントです。彼のように下級生からトップレベルを経験した選手が最上級生となりチームを支える構造は、2026年度の新チームにも間違いなく引き継がれていくでしょう。
新キャプテンは誰だ?2026年の大津高校サッカー部を牽引するリーダー候補たち
福島京次らが卒業し、いよいよ新チームが始動します。2026年度のキャプテンマークを巻くのは誰なのか?ここでは、新3年生(現2年生)の中から、実力とリーダーシップを兼ね備えた有力候補をピックアップして分析します。
最有力候補?ハットトリックの衝撃を残した山本翼
新チームの攻撃の中心として最も期待されているのが、MF山本翼です。彼は2年生ながら第104回選手権の県予選準決勝でハットトリックを達成するなど、圧倒的な決定力と勝負強さをすでに見せつけています。
全国大会でも主力としてプレーし、大舞台での経験値はチーム内でもトップクラスと言えるでしょう。プレーで周囲を引っ張る「エース兼キャプテン」の役割を担う可能性は非常に高く、彼が10番を継承するのか、そしてキャプテンマークを巻くのかに注目が集まっています。
守備のリーダー格として名乗りを上げる渡部友翔
大津高校の伝統として、五嶋夏生のようにディフェンダーがキャプテンを務めるケースも珍しくありません。その系譜において注目すべき存在が、2年生ながら最終ラインの一角を担ってきたDF渡部友翔です。
ソレッソ熊本出身の彼は、対人守備の強さと冷静なカバーリングを武器に、村上慶の隣で多くのことを学んできました。守備陣からチーム全体を俯瞰し、統率する能力が求められる新シーズンにおいて、彼がディフェンスリーダーとしてキャプテンシーを発揮する展開も十分に考えられます。
ムードメーカーかつ実力者、松岡凛の存在感
攻撃陣において山本翼と並ぶ重要なタレントが、FW松岡凛です。マリーゴールド天草出身の彼は、前線からの激しいチェイシングとゴールへの嗅覚を併せ持ち、チームに勢いをもたらすことができる貴重なプレーヤーです。
苦しい状況でもチームを盛り上げることができる明るいキャラクターと、直向きにボールを追う姿勢は、リーダーにふさわしい資質と言えます。キャプテン、あるいは副キャプテンとしてチームの精神的支柱になることが期待されており、新チームの鍵を握る一人であることは間違いありません。
2026年度版・大津高校サッカー部の戦力分析と注目ポイント
キャプテン人事と並行して気になるのが、2026年度チームの全体的な戦力です。プレミアリーグWESTという最高峰の舞台で戦い抜くために、どのような布陣が予想されるのか、ポジション別に展望をまとめます。
鉄壁の守備を再構築する新2年生・藤本優音の台頭
村上慶という絶対的な柱が抜けた穴を埋めるのは容易ではありませんが、楽しみな才能が控えています。その筆頭が、新2年生となるDF藤本優音です。彼は1年時からU-16チームのキャプテンを務めるなど、将来のリーダー候補として英才教育を受けてきました。
左足からの正確なビルドアップと、上級生にも物怖じしないコーチングは、すでに高校レベルの水準を超えています。2026年度は彼がディフェンスラインの主軸に定着し、渡部友翔らと共に新たな「堅守大津」を築き上げるシーズンになるでしょう。
中盤の構成力とサイド攻撃の活性化
中盤では、前述の山本翼に加え、高い技術を持つMF芋生陵や西川和樹といった新3年生がチームの心臓部を担います。彼らはボール保持率を高めるだけでなく、縦への素早い展開も得意としており、大津らしい「美しく勝つ」サッカーを体現できる選手たちです。
また、サイドバックやウイングのポジションには、スピードのある木下斗稀らが控えており、サイド攻撃の厚みも十分です。プレミアリーグの強豪相手にも主導権を握り、多彩な攻撃パターンでゴールに迫るシーンが数多く見られるはずです。
「個」の力と組織力の融合を目指して
2026年度のチームは、突出した一人のスター選手に頼るのではなく、高いレベルで均質化された「個」が連動する組織力が特徴となりそうです。前線の決定力、中盤の構成力、そして最終ラインの安定感が噛み合えば、悲願の全国制覇も夢ではありません。
特に、冬の選手権での悔しさを知るメンバーが多く残っていることは大きなアドバンテージです。春のサニックス杯やプレミアリーグ開幕戦を通じて、チームとしての完成度をどこまで高められるかが、シーズンの行方を左右する重要なポイントになります。
大津高校サッカー部で成長したい君へ|入部とセレクション情報
大津高校サッカー部の活躍を見て、「自分もあの青いユニフォームを着たい」と憧れる中学生は後を絶ちません。ここでは、未来の大津戦士を目指す選手たちのために、入部や環境に関する基本的な情報を整理します。
公立高校ならではの入試とサッカー部の環境
大津高校は熊本県立の公立高校であるため、私立の強豪校のような特待生制度だけの入部ルートとは異なります。一般入試のほか、スポーツコース(体育コース)への進学を目指す独自の選抜試験(実技試験含む)を受験する必要があります。
サッカー部の活動拠点は、広大な人工芝グラウンドやトレーニング施設が完備された「大津町運動公園」などが中心です。公立校でありながら、Jユースや私立強豪校に引けを取らない恵まれた環境の中で、日々切磋琢磨できることが最大の魅力と言えるでしょう。
「凡事徹底」が生み出す人間力
平岡総監督が常々口にする「24時間をデザインする」という言葉通り、大津高校サッカー部ではサッカーの技術以上に人間形成が重視されます。挨拶、清掃、学業との両立といった「当たり前のこと」を徹底して行う姿勢が求められます。
プロサッカー選手を多数輩出している背景には、こうした人間力の土台があります。単にサッカーが上手いだけでなく、人として応援される選手になること。その覚悟を持った選手だけが、厳しい競争を勝ち抜き、トップチームの座を掴み取ることができるのです。
2026年度練習会・セレクションのスケジュール感
例年、中学3年生を対象とした練習会は夏休み期間(7月〜8月頃)に実施される傾向があります。公式ホームページやSNSで最新情報が告知されるため、入部を希望する選手や保護者はこまめなチェックが欠かせません。
練習会は、現役の高校生と一緒にプレーし、自分の実力をアピールする絶好の機会です。また、学校の雰囲気や先輩たちの振る舞いを直接肌で感じることができるため、進路選択における重要な判断材料となるでしょう。早めの準備と対策をおすすめします。
まとめ|2026年、大津高校サッカー部の新たな歴史が始まる
2026年度の大津高校サッカー部は、福島京次という偉大なリーダーからバトンを受け継ぎ、新たなキャプテンの下で再び日本一への挑戦をスタートさせます。山本翼を中心とした攻撃陣の爆発力と、伝統の堅守が融合した新チームには、無限の可能性が秘められています。
プレミアリーグWESTでの戦いや、夏のインターハイ、そして冬の選手権。一つひとつの試合を通じて彼らがどのように成長し、進化していくのか、その過程を見届けることはファンにとって最高の喜びとなるはずです。ぜひスタジアムに足を運び、新生・大津高校サッカー部に熱い声援を送りましょう!


