青森山田高校サッカー部の注目選手|新10番小澤丈と王座奪還への布陣!

SOCCERBALL (3)

「常勝軍団」の誇りを取り戻す戦いが、今始まります。

第104回選手権でのまさかの2回戦敗退という悔しさを糧に、新チームはどのような進化を遂げるのでしょうか。

本記事では、2026年度の青森山田高校サッカー部を牽引する注目選手と、王座奪還に向けたチームの展望を徹底分析します。

カテゴリー 内容
主軸テーマ 2026年度 新チーム主力・注目選手
キーマン 小澤丈(MF)、三國ケースマンエブス(DF)
所属リーグ 高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ EAST

青森山田高校サッカー部の注目選手と新チームの核心メンバー

2026年度の青森山田を語る上で欠かせないのが、昨年度からの経験者たちです。悔しい敗戦を知る彼らこそが、常勝軍団復活の鍵を握る「逆襲の世代」となります。

ここでは、新チームの核となる絶対に目が離せない5名の選手をピックアップして紹介します。

新エースの覚悟|MF 小澤丈

新チームの攻撃を牽引する絶対的な存在が、MF小澤丈選手です。

前橋FC時代から磨き上げた足元の技術と広い視野は全国トップクラスで、昨年度の選手権でも2年生ながらピッチに立ち、その才能の片鱗を見せつけました。

先輩から「お前は来年だぞ」と託された想いを背負い、新10番としてチームを勝たせるプレーが期待されています。中盤の底からゲームを組み立てるだけでなく、自らゴール前に侵入して得点を奪う「怖さ」を兼ね備えたプレーメーカーです。

空陸支配の要塞|DF 三國ケースマンエブス

守備の要として最終ラインに君臨するのが、DF三國ケースマンエブス選手です。

青森山田中学校時代から培った対人守備の強さと、規格外のフィジカルを生かした空中戦は圧巻の一言に尽きます。

兄である三國ケネディエブス選手(現Jリーガー)を彷彿とさせるスケールの大きさがあり、セットプレー時には貴重な得点源としても機能します。彼がディフェンスラインを統率することで、青森山田の伝統である「堅守」はより強固なものとなるでしょう。

最後の砦|GK トニオル・ジョアオ

ゴールマウスを守る絶対的守護神として期待されるのが、GKトニオル・ジョアオ選手です。

長い手足を生かしたシュートセービングと、ハイボールへの圧倒的な強さは、相手FWにとって大きな脅威となります。

現代サッカーに求められるビルドアップ能力も高く、最後尾から攻撃の起点となれる近代的なゴールキーパーです。苦しい時間帯にビッグセーブでチームを救い、流れを引き寄せるメンタリティも持ち合わせています。

サイドの突破口|MF 斉藤雅人

サイド攻撃の主軸として期待されるのが、スピードとドリブル突破が武器のMF斉藤雅人選手です。

昨年度のチームでも出場機会を得ており、一瞬の加速で相手ディフェンダーを置き去りにする推進力はチーム随一です。

青森山田の武器であるサイドアタックを体現する選手であり、彼の突破から生まれるクロスが多くの得点機を演出するでしょう。守備への切り替えの早さ(トランジション)も徹底されており、攻守両面でハードワークできる貴重なウイングプレーヤーです。

次世代の才能|新2年生の台頭

3年生だけでなく、新2年生(現1年生)の中にも、すでにAチーム入りを狙う才能たちが控えています。

特にプレミアリーグEASTでの出場経験を持つ選手や、U-16代表クラスの選手たちが、熾烈な部内競争を勝ち抜いて台頭してくることは間違いありません。

青森山田の強さは、学年に関係なく実力者が起用される競争原理にあります。春先のルーキーリーグやインターハイ予選を通じて、一気にスターダムにのし上がる「ニュースター」の出現にも注目が集まります。

プレミアリーグEASTでの戦い方と優勝へのシナリオ

高校年代最高峰のリーグ戦である「高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ EAST」は、チームの現在地を知るための重要な指標です。

昨シーズンの経験を糧に、2026年度はより攻撃的かつ組織的なサッカーでリーグ制覇を狙います。

堅守速攻からのモデルチェンジ

近年の青森山田は、堅守速攻だけでなく、自分たちでボールを保持して崩すスタイルへの進化を図っています。

フィジカルの強さをベースにしつつ、小澤選手のようなテクニカルな選手を中心としたパスワークで、引いた相手も崩し切る力が求められます。

プレミアリーグの強豪クラブユース勢に対しても、真っ向勝負で主導権を握るサッカーが展開されるでしょう。フィジカルとテクニックの融合こそが、今シーズンの戦術的なテーマとなります。

セットプレーという伝統の武器

青森山田の代名詞とも言える「セットプレー」の強さは、2026年度も健在です。

ロングスローやコーナーキックは、試合の流れを一変させる強力な武器であり、対戦相手に常にプレッシャーを与え続けます。

三國選手のような高さを生かしたターゲットに加え、こぼれ球への反応やセカンドボールの回収など、細部まで徹底された準備が勝利を呼び込みます。得点が動かない拮抗した試合展開でこそ、この伝統の武器が真価を発揮します。

過酷な連戦を乗り切る選手層

プレミアリーグは長期間にわたるリーグ戦であり、夏場のインターハイや冬の選手権予選とも並行して行われます。

主力選手だけでなく、サブメンバーやBチームからの突き上げによる「総合力」がリーグ制覇には不可欠です。

誰が出ても強度が落ちない、むしろ途中出場の選手が試合を決めるような選手層の厚さこそが、青森山田が王者であり続ける理由です。シーズンを通して成長し続けるチームマネジメントにも注目です。

雪国・青森で鍛え上げられる「山田イズム」の真髄

青森山田の強さの根底にあるのは、雪国という過酷な環境で培われた強靭なメンタリティとフィジカルです。

他の強豪校には真似できない、独自の強化環境が選手たちを心技体のすべてにおいてたくましく成長させます。

雪上トレーニングが生む足腰

冬の間、グラウンドが雪に覆われる青森では、雪上でのトレーニングや室内練習が中心となります。

足場の悪い雪の上で走り込むことで、バランス感覚や強靭な体幹、粘り強い足腰が自然と養われます。

この環境をハンデと捉えず、むしろ武器に変えるポジティブな姿勢こそが「山田イズム」です。春先に雪解けとともに現れる彼らのフィジカルコンタクトの強さは、この冬の厳しさが作り上げた結晶です。

寮生活で磨かれる人間性

多くの選手が親元を離れて寮生活を送っており、サッカーだけでなく人間形成の場としても機能しています。

規律正しい共同生活の中で、感謝の心や自立心、仲間を思いやる気持ちが育まれます。

「サッカーだけでなく、人間としても一流であれ」という教えは、ピッチ上での献身的なプレーや、苦しい時に声を出し続けるリーダーシップに直結しています。技術以上に人間性を重んじる指導方針が、社会でも通用する人材を輩出しています。

百戦錬磨の指導陣と分析力

黒田剛前監督(現FC町田ゼルビア監督)が築いた礎を、正木昌宣監督が継承し、さらに進化させています。

対戦相手の徹底的な分析と、それに基づいた緻密なゲームプランの遂行力は、高校生離れしています。

スタッフと選手が一体となって勝利を目指す姿勢は揺るぎなく、試合中の修正能力の高さも大きな特徴です。伝統を守りながらも、常に新しい戦術やトレンドを取り入れる柔軟性が、チームを常にトップレベルに留まらせています。

高卒プロを輩出し続ける育成の仕組み

青森山田は、単に高校タイトルを獲るだけでなく、多くのプロサッカー選手を輩出し続ける育成機関でもあります。

松木玖生選手(FC東京/サウサンプトン)など、高卒即戦力として活躍する選手が多い理由を探ります。

高い基準の日常

練習の中から常に「プロ基準」が求められ、パススピードや判断の速さにおいて妥協が許されません。

紅白戦の強度が公式戦以上と言われるほど、部内競争のレベルが高く、日々の練習がそのまま成長の場となっています。

先輩たちの背中を見て育つ後輩たちが、またその基準を超えていこうとする好循環が生まれています。この「高い基準の日常」こそが、プロの世界でも物怖じしない適応力を養っています。

ユース年代最高峰の経験値

プレミアリーグEASTでの強豪クラブユースとの対戦経験は、選手たちにとって計り知れない財産となります。

Jリーグのアカデミー組織と互角以上に渡り合うことで、自信と実戦感覚が磨かれます。

高校年代で最高レベルの相手と真剣勝負を繰り返す環境が、個々の能力を限界まで引き上げます。スカウトの目にも留まりやすく、プロへの道が具体的にイメージできる環境が整っています。

文武両道の精神

サッカーだけに偏ることなく、学業もおろそかにしない「文武両道」の精神が徹底されています。

サッカー選手である以前に学生としての本分を全うすることが求められ、それが思考力や集中力の向上にも繋がっています。

引退後のセカンドキャリアも見据えた指導が行われており、大学サッカー界で活躍するOBが多いのも特徴です。サッカーを通じて人生を豊かにする力を身につけることができる場所です。

まとめ:王座奪還へ!2026年の青森山田から目を離すな

2026年度の青森山田高校サッカー部は、昨年の悔しさをバネに、より凶暴で、より洗練されたチームへと変貌を遂げようとしています。

新10番候補の小澤丈選手を中心に、攻守にタレントを揃えた新チームは、間違いなく高校サッカー界の中心にいます。

春のプレミアリーグ開幕から冬の選手権まで、彼らが描く成長曲線と「王座奪還」へのドラマを、ぜひ現地や中継で目撃してください。これからの1年、緑のユニフォームが躍動する姿に、日本中が熱狂することでしょう。