「タイガーブラック」の愛称で知られ、高校サッカー界で圧倒的な存在感を放つ前橋育英高校。毎年のようにプロ選手を輩出し、プレミアリーグや選手権で激闘を演じる姿は多くのファンを魅了してやみません。
第104回全国高校サッカー選手権では惜しくも2回戦で強豪・大津高校に敗れましたが、そのピッチには確かな才能の輝きがありました。そして今、新たな世代が「王座奪還」を掲げて動き出しています。
本記事では、2025年度にチームを牽引したプロ内定選手たちの功績を振り返るとともに、2026年度の新チームでブレイク必至の注目タレントを徹底的に深掘りします。彼らのプレースタイルや経歴を知れば、次なる試合観戦が100倍面白くなるはずです。
| 選手名 | ポジション | 学年(2025年度) | 進路・特徴 |
|---|---|---|---|
| 竹ノ谷 優駕 | MF/DF | 3年 | モンテディオ山形内定 |
| 久保 遥夢 | DF | 3年 | 名古屋グランパス内定 |
| 柴野 快仁 | MF | 3年 | FC今治内定 |
| 立石 陽向 | FW | 2年 | 新チームのエース候補 |
前橋育英高校サッカー部2025の顔!Jクラブ内定の最強トリオ
2025年度の前橋育英は、攻守にタレントが揃う「黄金世代」と呼ぶにふさわしい陣容でした。特にJリーグクラブへの加入が内定した3選手は、チームの核として強烈なインパクトを残しました。
彼らが高校サッカーで見せたパフォーマンスは、そのままプロの世界でも通用するポテンシャルを秘めています。ここでは、卒業後も追いかけたい3名のスター選手について詳しく解説します。
攻守の要・竹ノ谷優駕(モンテディオ山形内定)
チームのキャプテンであり、伝統の背番号14を背負った竹ノ谷優駕選手。彼の最大の特徴は、ピッチ全体を俯瞰するかのような戦術眼と、複数のポジションをハイクオリティにこなすユーティリティ性です。
ボランチとしてゲームをコントロールするだけでなく、センターバックやサイドバックとしてもプレー可能で、その守備センスは高校生離れしています。モンテディオ山形への加入が決まっており、プロの舞台でも即戦力としての期待がかかります。
「スベディ」のミドルネームを持つ彼は、強靭なフィジカルと繊細なボールタッチを兼ね備え、苦しい時間帯でも声を出し続けるリーダーシップでチームを支えました。選手権での悔しさをバネに、Jの舞台で飛躍することは間違いありません。
空の支配者・久保遥夢(名古屋グランパス内定)
ディフェンスラインの統率者として君臨したのが、センターバックの久保遥夢選手です。180cmを超える恵まれた体格を活かしたヘディングは絶対的な強さを誇り、空中戦では無類の強さを発揮しました。
名古屋グランパスへの加入が内定している彼は、単なる「守備の人」に留まりません。精度の高いフィードで最後尾から攻撃の起点となるビルドアップ能力も高く、現代サッカーが求めるセンターバック像を体現しています。
U-18日本代表にも選出された実績を持ち、国際経験も豊富。対人守備の強さと冷静なカバーリングは、プロの屈強なFWたちを相手にしても十分に通用するでしょう。
技巧派MF・柴野快仁(FC今治内定)
中盤で違いを作れるテクニシャンとして注目を集めたのが柴野快仁選手です。FC今治への加入が内定している彼は、狭いエリアでもボールを失わないキープ力と、意表を突くスルーパスで好機を演出しました。
ドリブルで相手の守備網を切り裂くだけでなく、自らゴール前に飛び出して得点を狙う推進力も魅力です。前橋育英らしい「パスサッカー」を象徴する選手の一人であり、観客を魅了するファンタジスタ的な要素を持っています。
プロの世界では、よりプレースピードの速い環境に身を置くことになりますが、彼の持つ創造性は大きな武器となるはずです。今治でのブレイクに期待が高まります。
ドリブルの魔術師・白井誠也と強力な攻撃陣
プロ内定選手以外にも、前橋育英には個性的なタレントが数多く在籍していました。中でも背番号7を背負った白井誠也選手は、切れ味鋭いドリブルでサイドを制圧する「切り込み隊長」として異彩を放ちました。
日大への進学が予定されている彼は、大学サッカー界でさらなる成長を遂げることでしょう。また、最前線で体を張り続けたFW陣や、最後尾からチームを鼓舞したGK蝦名理音選手など、それぞれの選手が役割を全うし、タイガーブラックのプライドを胸に戦い抜きました。
伝統の「背番号14」とキャプテンシーの継承
前橋育英において「14番」は特別な意味を持つエースナンバーです。この番号を背負うことは、単に技術が優れているだけでなく、チームの精神的支柱であることを意味します。
竹ノ谷選手が見せた献身的な姿勢とリーダーシップは、間違いなく後輩たちに受け継がれています。毎年入れ替わるメンバーの中で、変わらぬ「育英イズム」が継承されていくプロセスこそが、このチームが常にトップレベルを維持できる最大の理由なのです。
2026年度新チーム始動!次代を担うスター候補生
3年生が引退し、いよいよ新チームが始動します。2026年度の前橋育英は、すでに実戦経験豊富な選手が多く残っており、全国制覇を狙えるポテンシャルを十分に秘めています。
ここでは、新3年生・新2年生(現2年・1年)を中心に、来シーズンの主役となる注目選手たちをピックアップします。彼らの名前を今のうちに覚えておけば、新シーズンの観戦がより楽しくなるでしょう。
経験豊富なストライカー・立石陽向
新チームの攻撃の核として期待されるのが、FW立石陽向選手(現2年)です。下級生の頃からトップチームでの出場機会を得ており、プレミアリーグや選手権の大舞台を知る数少ない選手の一人です。
彼の魅力は、ゴールへの嗅覚と泥臭いプレーを厭わない献身性です。前線で起点となりつつ、自らも裏へ抜け出してゴールを陥れるスタイルは、相手ディフェンダーにとって脅威そのものです。
最上級生となる来季は、エースとしての自覚と責任が求められます。得点王争いに絡むような活躍を見せれば、チームの勝利はもちろん、自身のプロ入りへの道も大きく開けるはずです。
中盤を司る仕事人・松下歩夢
中盤の底からゲームをコントロールするボランチとして、松下歩夢選手(現2年)の存在は欠かせません。JFAアカデミー福島U-15出身の彼は、高い基本技術と戦術理解度を誇り、チームの心臓部として機能します。
長短のパスを使い分けてリズムを作り、守備では鋭い読みでピンチの芽を摘む。派手さはなくとも、チームに安定感をもたらす彼のプレーは玄人好みであり、山田耕介監督からの信頼も厚いでしょう。
竹ノ谷選手が抜けた穴を埋めるだけでなく、自分だけの色を加えて新たな中盤像を築けるか。新チームの浮沈は彼の双肩にかかっていると言っても過言ではありません。
守備のマルチロール・山本翼&小林惺十郎
守備陣では、山本翼選手(現2年)と小林惺十郎選手(現2年)に注目です。山本選手はMF登録ながら守備的なタスクもこなせるマルチロールで、ルーキーリーグ時代から得点能力も発揮してきました。
一方の小林選手は、JFAアカデミー福島出身の実力派DF。対人守備の強さとビルドアップ能力を兼ね備え、久保選手の後継者としてディフェンスラインを統率する役割が期待されます。
彼らが強固なブロックを形成できれば、前橋育英の伝統である「堅守速攻」あるいは「ポゼッション」のどちらのスタイルでも、安定した戦いができるようになります。新シーズンの守備構築に要注目です。
タイガーブラックの強さを支える「育成力」と環境
前橋育英が長年にわたり高校サッカー界のトップに君臨し続ける背景には、卓越した育成システムと充実した環境があります。単に良い選手を集めるだけでなく、彼らを3年間で大きく伸ばす指導力がそこには存在します。
ここでは、部員数200名近い大所帯をまとめ上げ、プロ選手を量産し続ける前橋育英の強さの秘密に迫ります。中学生や保護者の方にとっても興味深い内容となるはずです。
名将・山田耕介監督の哲学
チームを率いるのは、高校サッカー界の名将・山田耕介監督です。彼の指導哲学は「技術の習得」だけでなく、「人間形成」に重きを置いています。挨拶や礼儀、整理整頓といったピッチ外での振る舞いを徹底させることで、選手たちの自立心を養います。
サッカー面では、個の技術をベースにしつつも、判断のスピードと正確性を追求します。「止める・蹴る」の基本を徹底的に反復し、プレッシャーの中でもミスをしない技術を身につけさせる指導が、数多くのプロ選手を生み出す土壌となっています。
また、選手一人ひとりの個性を見極め、最適なポジションへコンバートさせる手腕も光ります。多くの選手が高校入学後に新たな可能性を見出し、才能を開花させています。
部員間競争を生む「A~Dチーム」制
前橋育英サッカー部は部員数が非常に多く、チームはA、B、C、Dといったカテゴリーに分けられています。それぞれのカテゴリーが公式戦(プレミアリーグ、プリンスリーグ、県リーグなど)を持ち、実戦経験を積める環境が整っています。
このピラミッド構造の中で、選手たちは常に上のカテゴリーを目指して激しい競争を繰り広げます。下のチームから這い上がり、3年生でレギュラーを掴んでプロ入りした選手も珍しくありません。
「誰にでもチャンスがある」という公平な競争原理が、選手のモチベーションを維持し、チーム全体の底上げにつながっています。日々の練習からバチバチと火花を散らす環境こそが、強さの源泉なのです。
充実した施設と寮生活
サッカーに打ち込むための施設も全国トップレベルです。高崎市内に人工芝の専用グラウンドを完備し、ナイター設備もあるため、一年を通して質の高いトレーニングが可能です。
また、遠方からの入部者を受け入れる寮(心技館など)も完備されており、食事管理や規則正しい生活リズムが徹底されています。親元を離れ、仲間と寝食を共にすることで結束力が強まり、人間的にも大きく成長できる環境です。
このような恵まれた環境があるからこそ、選手たちはサッカーに100%集中でき、心技体のすべてを高いレベルで磨き上げることができるのです。
プレミアリーグEAST観戦ガイド
前橋育英の試合を生で観戦するなら、最高峰のリーグ戦「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ」がおすすめです。高校年代のトップチームが集うこのリーグは、毎試合が決勝戦のような緊張感に包まれます。
ここでは、プレミアリーグでの観戦を楽しむためのポイントや、見どころについて紹介します。
ホームゲームの熱気を感じよう
前橋育英のホームゲームは、主にアースケア敷島サッカー・ラグビー場や前橋育英高校高崎グラウンドなどで開催されます。特に敷島での試合は多くの観客が詰めかけ、スタジアム全体がタイガーブラックとイエローに染まります。
応援団の迫力あるチャントや、ブラスバンドの演奏も高校サッカーならではの魅力です。選手たちの息づかいや、ボールを蹴る音が聞こえる距離で観戦できる会場も多く、臨場感は抜群です。
新チームがプレミアリーグの猛者たち相手にどのような戦いを見せるのか、ぜひ現地でその熱量を感じ取ってください。
注目の対戦カードとライバルたち
プレミアリーグEASTには、青森山田、尚志、流通経済大柏といった強力なライバルがひしめいています。特に青森山田との一戦は、高校サッカー界の頂上決戦として毎年大きな注目を集めます。
また、Jユースチーム(鹿島アントラーズユース、柏レイソルU-18など)との対戦も見逃せません。「高体連 vs Jユース」の構図は、互いのプライドがぶつかり合う激しい展開になることが多く、技術とフィジカルの応酬が見られます。
各チームにプロ注目の選手が在籍しているため、将来の日本代表候補を一足先にチェックできるのもプレミアリーグ観戦の醍醐味と言えるでしょう。
公式SNSで最新情報をチェック
試合日程や結果、選手コメントなどの最新情報は、前橋育英高校サッカー部の公式SNSや、高円宮杯の公式サイトで確認できます。
特にInstagramやX(旧Twitter)では、試合中の速報や練習風景の写真などがアップされることもあり、チームの雰囲気を知る良いツールとなります。観戦に行く前には必ずチェックして、キックオフ時間や会場アクセスを確認しておきましょう。
入部希望者必見!セレクションと練習会
「前橋育英でサッカーがしたい!」という熱い想いを持つ中学生にとって、入部のための情報は非常に重要です。強豪校であるため、入部のハードルは決して低くはありません。
ここでは、一般的に行われている練習会やセレクションの流れ、スカウトの視点について簡単に触れておきます(※最新情報は必ず学校公式サイトをご確認ください)。
練習会への参加が第一歩
例年、夏休み期間中などに中学生向けの練習会が開催されます。これは、自分の実力をアピールし、高校の練習環境を肌で感じる絶好のチャンスです。
全国から腕に覚えのある選手が集まるため、レベルは非常に高いですが、ここで監督やコーチの目に留まれば、スポーツ推薦への道が開ける可能性があります。臆することなく、自分の持ち味を最大限に発揮することが大切です。
また、所属するクラブチームや中学校の指導者を通じて練習参加を申し込むケースもあります。進路については早めに指導者と相談し、準備を進めておくことをおすすめします。
求められる選手像とは?
前橋育英が求める選手は、単に技術が高いだけではありません。「絶対に諦めないメンタリティ」「チームのために走れる献身性」「高い学習意欲」を持った選手が好まれます。
サッカーだけでなく、学業にも真剣に取り組む姿勢が評価されます。文武両道を掲げる学校であるため、ピッチ内外での誠実さが求められることを忘れてはいけません。
夢を叶えるためには、日々の積み重ねが不可欠です。今できることに全力で取り組み、自信を持って練習会に挑んでください。
まとめ:2026シーズン、王座奪還への狼煙
前橋育英高校サッカー部は、プロ内定選手を擁した2025年度の悔しさを胸に、2026年度も新たな歴史を刻もうとしています。竹ノ谷選手や久保選手らが残した遺産は、立石選手や松下選手ら新チームの主力に確実に受け継がれています。
タイガーブラックのユニフォームを纏った若き才能たちが、プレミアリーグやインターハイ、そして選手権でどのようなドラマを見せてくれるのか。これからの成長と活躍から目が離せません。
- モンテディオ山形内定のMF竹ノ谷優駕をはじめ、3名のプロ選手を輩出。
- 新チームはFW立石陽向、MF松下歩夢ら経験豊富なメンバーが軸となる。
- プレミアリーグEASTでの戦いは、将来のスターを目撃する最高の機会。
あなたもぜひスタジアムに足を運び、あるいは配信を通じて、前橋育英高校サッカー部の熱い戦いを応援してください。次なるスターが誕生する瞬間は、すぐそこまで迫っています。
[Fubu Toy review](https://www.youtube.com/watch?v=0wd4qWjrzLk)
前橋育英の注目選手として紹介した白井誠也選手のドリブル技術や、選手権に向けた意気込みが語られており、彼らのプレースタイルを映像で確認するのに最適な動画です。


